リフォームする4つの理由を考えてみましょう。
リフォームと言えば、20年ほど前までは家の修理が メインのいわゆる「営繕工事」がほとんどでした。し かし今では「生活提案型・生活向上型リフォーム」と 呼ばれる、より快適に暮らすためのリフォーム、つま り「リライフ」のためのリフォームが主流になってき ています。しかしながら、やはり具体的にリフォーム を決断するきっかけとして一番多いのは、まずは旧来 どおり、雨漏りなどの「具体的な家の老朽化」に対処 したいというもの。つまり修繕です。
二番目は結婚や出産などの「生活形態(一ブイフスタ イル)の変化」によって間取りの変更を迫られてのも の。これは生活提案型と言えます。
三番目は「家をより長持ちさせる」ための定期的な メンテナンス。四番目は住環境の「グレードアップ」 をめざすもので「生活向上型」です。
この4つのリフォーム理由はそれぞれが独立してい ますが、時期もリフォーム箇所も重なり合っているこ とが多いので、二度手間のないよう、いかに適切な時 期に効果的に行なうかが、リフォームを経済的にすま せるための大事な心がまえと言えます。
分譲マンションですと、多くの場合、管理費のほか に修繕積み立て費を徴収しています。共用部分と呼ば れる住民全員で使う部位の改装を行なうための費用を、 居住者が月々積み立てることによって、適切な時期に 適切なリフォームを行なうわけです。
戸建ての場合は、その費用をすべて個人で負担し なければなりません。通常のメンテナンスのほかにも、 雨漏りがした、シロアリが出た、水が漏った、壁が割 れたなどの緊急性の高い「営繕工事」のための出費が 必要になることもあります。また将来、年老いた親た ちのためにバリアフリー工事が必要になることもある でしょう。今は必要がなくとも、「そのとき」になって 適切なリフォームを行なうために「リフォームのため の積み立て」をしておくとよいでしょう。
リフォームは、工事の目的によっていくつかのタイプに分けることができます。
結婚や出産などの「生活形態(ラ イフスタイル)の変化」によって 間取りの変更を迫られてのもの。
住環境の「グレードアップ」をめ ざすもので「生活向上型」
雨漏りなどの「具体的な家の故 障や老朽化」に対処したいという もの。つまり修繕
現在不具合はないが、「家をより 長持ちさせる」ための定期的なメ ンテナンス
家の形は家族の形態にも大きな影響を及ぼします。
二世帯住宅では、家の間取りの失敗で嫁姑の不仲をひ
き起こしてしまうこともあります。
家族形態は時の流れによって変化していきます。た
とえば新婚家庭からスタートしたとすれば、最初は2
人だけの家庭です。まだ若く家の作りも若々しいイン
テリアや構造で問題はありませんし、部屋数もそれほ
ど必要ではないでしょう。
そして子供ができて家族は3人4人と増え、子ども
が小さなうちはみんなで一緒のファミリールーム、大
きくなれば個室が必要になります。
子供が結婚すれば、そこで一一世帯になるのか別世帯
にするのかで部屋数や設備機器の必要数も大きく変わ
ってきます。こうした生活形態の変化をライフサイク
ルと呼びます。
ところが、先々のことを考えて建てたつもりの家で
あっても、家族形態の変化や、生活パターンの変化が
想像どおりに起こるとは限りません。最初にあれもこ
れもと詰め込みすぎて、ぎちぎちに使い勝手が決まっ
た収納を作ったけれど、後で入れるものが変わってし
まい、全然使えない……という例もよくあります。持
ち物の量は年代によって大きく変化しますし、やはり
歳を重ねるにしたがって、物は年々増えていくと考え
るべきでしょう。
「家は箱である」ーこれを基本に、あとはそれぞれ
の暮らし方、年代によって「住まう形」に家そのもの
を変化させていくと考えてみてはいかがでしょうか。
家に合わせて住むのではなく、暮らしに合わせて家づ
くりを行なうのです。
リフォームを考えるときも同じです。この人はこの
部屋に住むときっちり決め込んでプランを立てても、
それは果たして10年後でもそのまま問題なく使うこと
ができるでしょうか。
家族と一緒に家も成長させなければ、暮らしよい家
にはならないのです。
●中古で購入した時点の間取り 収納が少なく、また和室の使い 道がなく、物置になってしまって いた。
●夫婦2人暮らしの間取り例 広々としたLDKに大きな壁面収 納を設置。廊下にも大型収納庫 を。のびのびと暮らすために間仕 切り壁をできるだけ少なくしてあ るプラン。
●子供部屋を2つとった間取り例 各室に収納庫を設置。各自の物 は各自の部屋で収納できるよう に考えることが大切。夫婦の部 屋にはウォークインクローゼット。 収納が足りない部分は壁面に作 り付け収納などを設置する工夫 をするとよい。
横浜リフォームセンター